無計画的逃亡、平湯温泉へ

仕事とか放り出してどこかへ行きたくなる時がある

真面目な私でも、年に何回いや一週間に何回かは物事を放り出したくなる時があります。(それは真面目ではないと思われるかもしれませんが。)

別に仕事をさぼるのではなく、家をごみ屋敷になるまで放置しているのではありません。例えば、仕事中に突然「今すぐ温泉に行きたい。とても行きたい。仕事が終わったら絶対行く!」と思い立ったり、「夕飯にアジの南蛮漬けを作ろうとアジを買ってきたけど、やっぱり面倒くさいからトマトパスタにしよう。」とアジを一日放置するとか。(そのアジは翌日、南蛮漬けになる)

そう思う時、実は体や心が疲れていることが多い気がします。

これが食べたいと思う時、その栄養が不足していて自然と体が欲しているように、「今、これが足りていませーん!」と私のどこかが知らせてくれているのでしょう。

人と比べて私は、そんなお知らせを発することが多いんじゃないかと感じていますが、比べてばかりいると幸せにはなれないので、気にしつつも構ってはいられない。

そんなはみ出し者の私に協力してくれるメンバーを紹介します。旦那さんです。

夕方、旦那さんが仕事から帰宅して温泉に行きたいと思った事を話すと、即行宿を調べてくれました。

明日泊まれる温泉宿を検索すると、まあ空いていないこと。(そりゃそうよね。)

今回、私が求める「温泉に行きたい。」のニュアンスは、

●なんとなく山の方に行きたい。

●旅館がいい。

●できれば個室の露天風呂付きがいい。

●夕飯は懐石みたいなので一人用の肉焼くやつが付いてくるのがいい、そんなに豪華じゃなくていい、そんなに海の幸は望んでいない。

●部屋でゆっくりしたい、はしゃぎたくない、旅館から出なくてもいい、そんなに沢山観光しなくていい、旅館だけあればいい。

そんな私の願いを叶えてくれそうな宿が奇跡的に一件見つかりました。

岐阜県高山市にある『平湯温泉 中村館』

そうそう、これが私の思い描いていた旅館です。もうここにいるだけでいい。

窓から見える景色は美しい山に囲まれ、6月なのに雪の残った山も見えます。山間にあるのでとても静かで、鳥のさえずりだけが聞こえてきます。

温泉は個室ではありませんが、貸し切り露天風呂というのがありました。貸し切りは他人に気兼ねすることなく入れるのが良い。広さもけっこうあって上に見える空が解放感があって気持ちが良かった。

思い描いていたもの、その② 夕飯、左上の飛騨牛朴葉焼きがポイント。これがなくてはならない。

宿の近くには平湯の滝があります。これもまた、緑が多くて美しい。滝が大きいので、離れた所に立っていても滝のミストに包まれ涼しくて気持ちが良かったです。

平湯温泉は奥飛騨温泉郷という所にあるのですが、飛騨市ではなくて高山市なんですね。

平湯温泉、いい所、また行きたい。

自分が望んだことができた、楽しみ味わう事ができた、当たり前のようなことですが、誰かと旅をする時すべて叶えるのって難しいと思うんです。特に今回私は、「行かない、やらない」という選択肢を入れた旅行でしたから、「あそこ行きたい、これしたい」という人が一緒にいた場合、円満に旅行ができないと思うのです。

他にも観光名所や名物があったにもかかわらず、私のスタンスをブレさせずに旅についてきてくれた旦那さんに感謝です。

平湯温泉 中村館 〒506-1433 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯728